ー 杏樹さんについて教えてください。
2007年生まれの15歳です。2021年の秋から、米国のサンフランシスコにある数学が大好きな生徒が集まる中高一貫校に通っています。
幼い頃からインターナショナルスクールで勉強していたので、日常会話で苦労することはありません。ただ、環境に慣れるまでは最初少しジタバタしていました。(笑)
今はだいぶ落ち着いて、生活にも慣れました。何よりも、学校の授業がとても楽しいです!
小さい頃から、図形や折り紙が大好きだった杏樹さん。小学校2年生でシンクシンクに出会い、その「好き」という気持ちが、より大きく深くなっていったそうです。
好きなことだから繰り返し、結果が出る。そして、自信がつく。そのサイクルを経て、現在は「形や立体を学術的に研究したい」と米国の学校で学んでいます。
「好き」を突き詰め、わくわくしながら日々を過ごす。そんな杏樹さんに、お話を伺いました。
2007年生まれの15歳です。2021年の秋から、米国のサンフランシスコにある数学が大好きな生徒が集まる中高一貫校に通っています。
幼い頃からインターナショナルスクールで勉強していたので、日常会話で苦労することはありません。ただ、環境に慣れるまでは最初少しジタバタしていました。(笑)
今はだいぶ落ち着いて、生活にも慣れました。何よりも、学校の授業がとても楽しいです!
プレミアムコースで、姉妹3人で一緒に楽しんでいました。みんな負けず嫌いで、昔から競い合っていました。それがすごく楽しかったです。当時は「みはりワニめいろ」「ましかくさがし」「たおれる?」が好きでした。
今でも日本に帰った時は、必ず妹たちとスコアを競争して楽しんでいます。
ボードゲームは家にたくさんあったので、よく家族でやっていました。特に囲碁が好きで、碁会所に通ったりもしていました。デジタルゲームも家にはあったのですが、私はあまりやっていませんでした。
うまく言えないですが「シンクシンクはシンクシンクだ」という感じがします。
ゲームは楽しい遊び。シンクシンクは楽しいだけじゃない。だけど知識を身につける為の勉強とも違います。ゲームと勉強の両方の要素を持った….パズルみたいな感じでしょうか。
学校の授業で感じますね。例えば、展開図を見た時にシンクシンクの「はこになる?」を思い出します。
米国で行われたCTY※のサマーキャンプに参加した時も、参加条件のテスト問題のひとつが空間認識力を測るもので、それがシンクシンクの問題にとても似ていたので、スラスラ解けたことを覚えています。キャンプ中、同じくシンクシンクのファンだというアメリカ人の子が参加者の中に数人いて、仲間が見つかった気がして嬉しかったです。
※CTY:アメリカのジョンズ・ホプキンス大学が作ったギフテッド教育機関Center for the Talented Youthの略今年度、数学では「確率統計」と「微積分」、科学では「生物学」と「プログラミング」、人文科学では「文学」を勉強しています。
大好きな数学の中でも取り分け気に入っているのは、図形や空間を扱うトポロジー※で、例えば「ドーナツとマグカップが同じ」という考え方の過程を想像することに面白さを感じます。
問題を作る時が一番わくわくします!
解く人に楽しんでもらうにはどうすればよいかを考える過程が楽しいです。時々、小学生の家庭教師をするのですが、そんな時にオリジナルの問題を作って楽しく理解してもらうのがやりがいになっています。
休日にはよくハイキングをしています。山や道端で生き物やブラックベリーを見つけたり、夕焼けを撮影したりして過ごしています。
最近、木彫に興味があります。からくり箱か立体パズルを作ってみたいです!
遠く日本を離れて、好きなことに挑戦し、のびのびと成長する杏樹さん。そんな彼女を、保護者の方々は15年間どんなふうに見守りながら、共に時間を過ごしてきたのでしょうか。ご両親にも、お話をお伺いしました。
自分の興味のあることには時間を忘れて没頭するタイプでした。遊具のある公園に連れて行っても、じっと何かを観察していたり、拾い物をしたり、穴を掘っていたりすることが多かったような気がします。
特にありませんでした。シンクシンクは回数制限があって、子どもがハマっても自動的に使えなくなるので安心して渡せました。使用制限のないタイプのデジタル教材も使っていましたが、いずれ飽きると分かっていたので、無理に取り上げたりはしなかったです。
デジタルとリアルな体験、両方の良さがうまく組み合ってほしいと考えていたので、親子で一緒に立体図形を作ったりなど、工作もたくさんしましたね。
杏樹を見ていると、彼女にとって問題を解いたりパズルを作ったりすることはライフワークであり、心から好きなんだなと感じます。
杏樹はシンクシンクが大好きで、好きなことだから繰り返し楽しむことができ、繰り返し楽しむから結果が出た。そして、結果が出るから自信がついたんだと思います。このサイクルを経験できたことが、今の進路に進む上でも、良い影響を与えてくれたんじゃないでしょうか。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、シンクシンクが今の杏樹を作ってくれたとも感じています。
今回のインタビューのきっかけは、杏樹さんから代表川島への1通のメッセージでした。2015年、川島が開催する花まるラボ(現ワンダーファイ)の研究授業に通いながら、シンクシンクを楽しんでくれていた杏樹さん。ワンダーファイという会社の存在を知り、何か自分に協力できることはないかと直接連絡をくれました。
はにかんだ笑顔と、落ち着いた柔らかな雰囲気が第一印象ですが、とてつもない「行動力」を持ち合わせている彼女は、現在通っている学校への入学も自分で決めたそう。入学の願書の期限はとうに過ぎていたにも関わらず、校長先生にメールを送り直談判したというストーリーを聞いた時は「かっこいい!」と感心しました。
お子さんの「好き」を何よりも大切にするご両親のもと、好きを突き詰めて成功体験を積み上げることが、「未知な物事に対しても、臆せず自分で決めて進んでいく」という、未来を切り開く力に繋がっているんじゃないかと感じます。
そんな杏樹さんの、好きを突き詰める過程で、少しでもシンクシンクが役に立てたのなら、こんなに嬉しいことはありません。